オトダマリ

音・語学関係その他。

Max for Live 再入門 #2 Degrader, #3 Simple Delay

#2があまりにも短いので二つまとめて。

 

#2 Degrader

パッチウィンドウの何もないところで出せるコンテクストメニューから「Patcher Inspector」を選択し、「Open in Presentaion」にチェックを入れないと、Presentation Modeで整えたUIが反映されない。
 

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パッチの作成自体はいたって簡単。特に書くことはないかな。

#3 Simple Delay

タイトル通り、すごく単純なディレイを作る回。個人的にはDelay Lineという概念の復習になった。

tapin~ オブジェクト

tapin~は信号を受け取ってそれをディレイラインにコピーする。tapout~ブジェクトを使えば、様々なディレイタイムでディレイラインから信号を読み出すことができる。ディレイラインとして使いたいtapin~オブジェクトのアウトレットとtapout~オブジェクトのインレットをつながなければいけない。なお、tapin~とtapout~の間で信号のやり取りはしていないことに注意。接続されたパッチングケーブルは同じディレイメモリを共有していることを意味しているに過ぎない。
さて、そのディレイラインではmaximum delay time(@tapin~)とdelay time(@tapout~)を設定しなければいけないのだが、それぞれどんな役割を持っているのか分からなかったので調べた。.
別の音響プログラミング言語SuperColliderのクラスリファレンスに簡潔な説明が載っていたので引用。
 maxdelaytime - the maximum delay time in seconds. used to initialize the delay buffer size.
ディレイの最大値(秒単位)。ディレイのバッファサイズを初期化するために使う。
delaytime - delay time in seconds.
ディレイタイム(秒単位)。
 
引用元