Max for Live 再入門 #4 SVF
SVFはState Variable Filterの略らしい。
カットオフを操作するダイヤルの設定をする際のテクニック
・【可変】ダイヤルの取りうる数値(Range/Enum)を0〜15000に。
・【可変】Exponentを3.3333に(ダイヤルの動きにどう数字が対応するか)。
・【必須】Unit StyleをHertzに。
・【必須】Initial Enableにチェック、Initialの入力(初期値の設定)。
(※この可変・必須の区別は私見)
tabオブジェクトの設定
PrototypeをFilterに設定(コンテクストメニューより)。
SVFに必要なボタンのみを残す
・パラメータ:Inspector > ParamaterよりRange/Enumのhighshelf, lowshelfを削除。
tabオブジェクトはアイコンの並びに応じた数字を送信する。
今回の場合、0〜3の範囲で送信。
selector~*1でシグナルのinputを4つに設定。
以上の設定をした時点で、svf~とtabは違う並び方をしているため、タブの選択に応じたフィルターの切り替えが実装されるように調整する。
タブ選択に応じたフィルター切り替えの設定
selector~のインレットに対応するよう、1〜4の数字を送るようにtabオブジェクトの送信を設定する。このためには、tabオブジェクトのアウトレットを+オブジェクトに接続し、+オブジェクトの引数を1にする。つまり、これで0~3だった送信範囲が1〜4になるわけだ。
+オブジェクトのアウトレットをselector~オブジェクトの最初のインレットに接続。
ここで、svf~オブジェクトのアウトレットを左から確認すると、Lowpass, Highpass, Bandpass, Notchと並んでいる。
一方、tabの方は、上からHighpass, Bandpass, Notch, Lowpassという並び順。
svf~のアウトレットからselector~のインレットにつなぐ際は、tabの並び順に合わせることになる。
svf~
Lowpass - 1Highpass - 2Bandpass -3Notch - 4
tab(+オブジェクトで1足したもの)
Highpass - 1Bandpass - 2Notch - 3Lowpass - 4
Highpass, Bandpass, Notchの並び方は同じなので、Lowpass同士を先につなげれば、後は割と素直な見た目になる。
*1:いくつかのインプットのうちの一つをアウトレットへと送る。(つまり、これのインレットにつながってるやつは常に全部音が出ていると想定しなければいけないな……量が多くなればなるほど処理が重くなりそう)