Max for Live 再入門 #7 Dub Delay Part I
#5〜#6のGUI関係
簡単なのでメモだけ残す。やり方は何となく覚える。
・パーツの色はインスペクタで変えられる。
・背景色はパッチインスペクタで変えられる。
・インスペクタのLong Nameはオートメーションを線グラフでグラフィカルに変えるときの表示用。
・インスペクタのShort Nameはパッチ自体のGUIなどで表示される用。
・panelオブジェクトで部分的に背景色を変えられる。
・インスペクタのAnnotation、Annotation Name、Hintで、それぞれ、画面左下にパーツに関する説明、その説明のタイトル、パーツ上にマウスを置いた場合のツールチップ(短い説明)を表示することができる。
さて、超特急で#7に突入。
#7 Dub Delay Part I
ざっと一回動画を見ると、以前チュートリアルで作ったパッチを流用してちょいちょいとつなげるだけでほぼできてしまう感じ。
まずは以前作ったSimple Delay(#3)をコピーして新たなMax Audio Effectsのパッチウィンドウにペースト……みたいなことを書いてもしょうがないな。
作業の実質的な流れを書くと、以下の通り。
(1) 使うオブジェクトの用意
・Simple Delayの全部とSVFのフィルター部分を新規プロジェクトにコピペ。
・*~オブジェクトとlive.dialオブジェクトを作る。
・omx.peaklim~オブジェクトを作る(Wet信号のリミッター)。
(2) オブジェクトの結線
前半
・*~オブジェクトの右側のインレットにlive.dialオブジェクトの左アウトレットをつなぐ。(フィードバック量の制御)
・*~オブジェクトのアウトレットをディレイのtapin~オブジェクトにつなぐ。(フィードバック回路の実装1)
・selector~オブジェクトのアウトレットを*~オブジェクトにつなぐ。(フィードバック回路の実装2)
・ディレイのtapout~オブジェクトのアウトレットをsvf~の左インレットにつなぐ。(フィードバック回路の実装3)
後半
・tapout~オブジェクトのアウトレットをomx.peaklimのアウトレットLRにつなぐ。
・omx.peaklimオブジェクトをWetを表示・コントロールするGainオブジェクトへつなぐ。
図が無いと何が何やらという感じだが、箇条書きの前半部分はフィードバック回路つきのディレイを作っていて、後半はそのウェット信号がピークを越えないようにリミッターをつけているだけ。
出来上がりは結構エグいディレイになる。
満足満足。
フィードバック付きディレイの作り方以外にこのチュートリアルから学ぶべき大事なことは、他のパッチから流用して新しいものを作るということかな。