Phase Distortionの仕組み
※この記事はLogic Proのエフェクター「Phase Distortion」に関するメモです。
Phase Distortionはモジュレーションのかかったディレイラインを元にしている。つまり、コーラスやフランジャーに近い。
では、コーラスやフランジャーとPhase Distortionの違いは何か。
Phase Distortionでは入力信号そのもの(ただし、ローパスフィルタでフィルタリングされている)によってディレイタイムがモジュレートされる。信号が自らの位相をモジュレートする。
ちなみに、コーラスやフランジャーはLFOでディレイタイムをモジュレートする。当然、LFOよりも入力信号そのものの方が、周波数は高くなることが多い。*1
モジュレートする周波数が高ければ即過激というわけではないけど、Phase Distortionは過激な音を作りやすいエフェクトだと思う。
LogicもMax for Liveみたいに動的に(あるいはランダムに)ツマミやフェーダーをコントロールできたらいいな。ひょっとしたら、Logic XのScripterではそんなことができるんじゃないかと期待しているんだけど……(ひょっとしてエンバイロメントでもできたりする?)。そのうち色々やってみたい。