オトダマリ

音・語学関係その他。

Phase Distortionの仕組み

※この記事はLogic Proのエフェクター「Phase Distortion」に関するメモです。

Phase Distortionモジュレーションのかかったディレイラインを元にしている。つまり、コーラスやフランジャーに近い。

では、コーラスやフランジャーとPhase Distortionの違いは何か。

Phase Distortionでは入力信号そのもの(ただし、ローパスフィルタでフィルタリングされている)によってディレイタイムがモジュレートされる。信号が自らの位相をモジュレートする。

ちなみに、コーラスやフランジャーLFOでディレイタイムをモジュレートする。当然、LFOよりも入力信号そのものの方が、周波数は高くなることが多い。*1

モジュレートする周波数が高ければ即過激というわけではないけど、Phase Distortionは過激な音を作りやすいエフェクトだと思う。

LogicもMax for Liveみたいに動的に(あるいはランダムに)ツマミやフェーダーをコントロールできたらいいな。ひょっとしたら、Logic XのScripterではそんなことができるんじゃないかと期待しているんだけど……(ひょっとしてエンバイロメントでもできたりする?)。そのうち色々やってみたい。

*1:LFOはせいぜい数百ヘルツ、入力信号は様々な倍音成分—数千〜1万ヘルツ台を含んでいる……ことが多い。ほぼサイン波のみのサブベースとかが入力信号だったら実質LFOと変わんないかもね。