練習の仕方(1/2)
すっかり春めいてきた。コートなしでも外に出られる陽気になり、油断して風邪を引かないように注意するフェーズに移りつつある。
さて、タイトルのことに関して話を移すと、練習はただすればよいというものではない。きつい練習をやっても、やったということ自体に満足している限り上達は遅い。あるいは、ほとんど上達しない。
では、どんな風に練習すればいいか。
効果的な練習法:明確な達成目標
まず、練習で達成すべきことを可能な限りはっきりと明確にする。
ギター練習だったら、フレーズを覚えた上で滑らかに弾けるようになる。
語学の学習だったら、レッスンで覚えるべきことを覚え、自分の内側から実感を持ってその言葉を使えるようになる。
当然、練習するものはその時点ではできないことであるべきだ。できることを確認するために練習するということはあり得るけど、そればっかりやっているのは現状維持をしているだけ。本人に自覚があろうがなかろうが、できることばかりをやっているうちは、人は成長しない。できないことを理解していない人は、同じところをグルグル回り続ける確率が高いのだ。
練習のコツ:できないことを分析する
ようやくここからが本題だが、「その時点でできないことは何か」ということを十分に理解するのが練習のコツである。多くの人は、それを外部に委託し、そういった存在を「先生」または「仲間」と呼んだりする。そう呼べる人たちを持っている方は、ぜひ「先生」や「仲間」を活用するといいだろう。
しかし、いわゆる独学を余儀なくされている方の場合、自らの不足を自分で分析できなければいけない。どうやったら自分に欠けたところを客観的に認識できるのか?
……長くなってきたので、また次の稿に譲ることにする。