オトダマリ

音・語学関係その他。

キャプテン翼EDからの〜

懐古っぽいことはあんまり意識的にやらない性分だが、自分がiKaossilatorで作ったやつに90年代アニソンみたいな、遅れてきたニューウェーブ的な感じのやつがあったのに触発されてキャプテン翼のEDを聴いた。


キャプテン翼 男だろっ - YouTube

「男だろ」って今だったらセクハラになっちゃいそうなタイトル。男を女に変えるだけで絶対アウトw 当時放送を見ていて、このエンディングのイントロを聴くと、なぜか気が遠くなるような感じがした。今聞き返してみると、フュージョンのキメみたいな感じになっていて実に楽しい(この調性不明な感じが気を遠くさせたのか?)。Aメロのボイシングもおしゃれ。あと、Aメロ、Bメロ、サビと順を追ってベースがだんだんおとなしくなってくのが笑える。Aメロのベースライン、いいと思います。

で、この手のブラスをイメージしたシンセだったらドラゴンボールのEDも外せないよな〜、というわけで、「とびきりZENKAIパワー」を聴く。


Detekoi Tobikiri ZENKAI Pawā! - でてこいとびきりZENKAIパワー ...

こっちもやっぱりAメロのベースかっこいい。「ロマンチックあげるよ」もいいけど、個人的にはこっちの方が印象に残ってる。より物心ついていたからでしょうか。


福星小子 (うる星やつら) (Urusei Yatsura) ED5 - YouTube

んで、記憶はうる星やつらに飛ぶ。高校の頃ご飯時に再放送があってハマりまくった。今聴くと矢野顕子っぽい〜とか、アイドル歌謡っぽい〜とか色々不純な感想を抱く曲が多いけど、やっぱり的確にポップ。リアルタイムで観てた人は、「こうきたか!」みたいな感じで次々と変わるテーマ曲を楽しんだのではないだろうか。


Paul Weller - Sunflower (Live) - YouTube

それで、うる星後期の曲からなぜかポール・ウェラーを想起して適当に検索。正直、初期The Jam以のイメージ(それもIn The Cityのみ)しかなかったのだけど、今聴くと非常に心にしみます。「Sunflower」超いいですね。動画が増えすぎるのでいちいち貼らないけど、Style Councilも良い。割とオシャレめな曲調のわりにステージングがモッズみたいな感じ。そんな絵面がとても好きです。

オチは特に考えてなかった。観たことないけど大好きな「Gungrave」のOPでも貼っときますね。


GUNGRAVE op - YouTube

(追記)

GungraveのOPは改めて聴くと曲調の割りにコンプ感が強い、とかいうまた不純な(?)感想を抱いてしまった。

Max for Live 再入門 #14 Wobble Bass Part III

完成図

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 とりあえずできたものをパシャリ。
チュートリアルの動画だと[+~]とか[*~]につないだ[live.numbox]の値がリアルタイムで変わる様子が見れるんだけど、自分の環境ではなぜかそれがかなわず。
しかし、音はちゃんと鳴ります。
 

 オブジェクトの初期値

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[reson~]はレゾナンストフィルター。
引数は左から順にGain, Center Frequency, Resonance(Q)
1,400, 1はそれぞれ初期値として与えられている。
 
ついでに他の初期値。

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  [phasor~]に引数を一つだけ取る場合は、周期の初期値として扱われる(つまり、変更が利く)。(Velocity Sequencerの時は@lockを1にしたため周期の変更は利かなかった)

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前のチュートリアルでもこの手の設定はあったんだけど、ちゃんと意識してなかった。Maxの場合、引数の値が変わっていてもパッチウィンドウ中の初期値の値はずっと固定して表示されるので、一瞬だまされたような気分になる。慣れればどうってことなさそうだけど。
 

閑話休題

 [cycle~]の説明の単語が地味に辞書にもあんまり載ってない単語だったのでメモ。
sinusoidal oscillator
チュートリアルの流れから意味は分かるんだけど、sinusoidal(イナソイダル)って初めて見た。サイン波の、ということだと思います。sinus(サイナス)で副鼻腔とか静脈洞とか湾入部とか……これまた医学系のマニアックな言葉。
 
 

Wobble Rate部分

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さて、今回のパッチで引っかかったのはこの辺り。
ここは大きく見るとWobble Rate、つまり[reson~]のFrequencyを設定しているところ。
Hzの[live.numbox]が二カ所([*~]と[+~])につないでいる辺りがよくわからない。
試しに[+~]への接続を切って鳴らしてみたらヤバい音が出て思わずMaxに謝ってしまったw
確実にこの接続にする意味があることは分かったので、ちゃんと考えてみる。
 
パッチの仕組みを整理。
まず、[cycle~]の部分はサイン波のLFO
LFOは実質的には0〜1の範囲で値を絶え間なく(正確にはサンプリングレートが許す範囲で)変化させるもの。
この0〜1の範囲で変化するシグナルが、接点Bにて接点A[*0]から出てくる値と掛け合わせられている。
 
接続点A [reson~]のCenter Frequency(Hz)とDepthを掛け合わせる
接続点Aすなわち[*0]は、Depthの[live.numbox]とCenter Frequency(Hz)の二つを掛け合わせている。
つまり、Depthが大きくなればなるほど、大きい値が接点Bに渡される。
 
接続点B LFOとフィルターの周波数を掛け合わせる(ただし、周波数はDepthによって可変)
LFOとして使われている[cycle~]のシグナル(0〜1の範囲で変化)が[*~]に流れ込む。
この[*~]を仮に接続点Bとしよう。
接続点Bには[*0]の数値が流れ込んできて、[cycle~]からくるシグナルとのかけ算になる。 
ここで取りうる最大の値は設定されたHzの値(Hzのnumboxで設定された最大値による。ここでは1kHz)。
逆に最小は0である。
 
接続点C Center Frequencyと接続点Bの値を加える。
AとBを足すと、最低値はCenter Frequency、最大値はCenter Frequency * Depth * LFOという感じになる。
 
書きながら考えていたらようやく納得いったんだけど、普通に読んだらすごい分かりづらい。
でもま、思考の過程ということで残しておきます。
 
Wobble Rate部分のまとめ

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ここでは[reson~]のFrequencyに与える値をLFOに従って動かすために、以下のことをやっている。
 
1. Center Frequencyを指定。
 
2. Center FrequencyにDepthを掛けて(A)、それをさらにLFOと掛け合わせる(B)。これで経時的に変化する量が決まる。Depthが0になると変化も0になる。
 [Center Frequency * Depath * LFO] ……Result B
(0 ≤ Result B ≤ Center Frequency)
 
3. [reson~]に渡す値を最終決定(C)。
[Center Frequency + Result B]……Result C
(Center Frequency ≤ Result C ≤ Center Frequency * 2)
 

このチュートリアルでできたWobble Bassの改善点

1. ボリュームエンベロープのリリースを0にした場合の弾きづらさを解消する(そもそも0にできないように設定するのもアリか)。
2. うまいことレガートになってくれない(これができなきゃモノフォニックシンセはきつい……グライドはあるのに)。

Max for Live 再入門 #12 Wobble Bass part I #13 Wobble Bass Part II

パッチ組むところの試行錯誤をメモってもあまり意味ない気がしてきたので、できたパッチの仕組みをメモることにする。以下の画像が#13 Wobble Bass Part IIまで取り組めばできあがる分。白字と矢印は私の注釈。
 

完成図(#13まで)

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 英語でメモってるのは単なる気分。
 

 細部のメモ

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[pack]のアウトレットからメッセージボックスをつなげると、ピッチ([mtof]により周波数変換済み)と[live.numbox]で設定したグライドの値が出ていることが確認できる。
このリストを受け取った[line~]がグライドの効果を作り出す(受け取ったピッチが直前のものと違う場合)。
 

[line~]は数値のリストを受け取ると、それを始点と終点だと解釈し、二つの数値の間を変化するようにアウトレットから経時的に変化する数字を吐き出す。 

 

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Velocityを[adsr~]に送る前に[/ 127.]というオブジェクトを噛ませているのは、音量を適正にするため。Maxの仕様では、1が最大ボリュームのよう(つまり、[/ 127.]でMIDIのベロシティからオーディオのボリュームへと変換している)。
MIDIのベロシティは127が最大値なので、127で割っている(127は小数型の数値。これを整数型にするとベロシティが127の時以外は音が出ないんだろうな……これは試してない)。
 
ちなみに、上の図のように直接4とかいう値を送ってしまうと、ものすごい音量でオシレーターが鳴ってしまった。予想はついたけど、Maxさんったら容赦なかった。
良い子のみんなは真似しないように。

Max for Live 再入門 #11 Velocity Sequencer Part III

かな〜り完成したものがブラックボックスになってきたが追々理解しつつ色んなものに転用できると信じて……。 とりあえずメモだけ。

makenoteオブジェクト、noteoutオブジェクトを通じて発音する仕組みを作る

 [makenote] ノートナンバー(ピッチ)、ノートオン・ベロシティ、デュレーションの各インレットに入力された情報からノートオン・ノートオフを作り出す。
 [noteout] MIDIノート情報を送信する。
 [pattr]なんだかよくわからんが、Macでいうエイリアスみたいなものらしい。
 [iter] 複数の要素を含むリストをひとつずつのメッセージに変換し、出力する。後のチュートリアルで出てきた[pack]の逆の働きだろうか。iteriteratorの略か。Wikipedia見たら、「配列やそれに類似するデータ構造の各要素に対する繰返し処理の抽象化」という説明があった。Maxにおけるリストは配列と大体同じだと思うので、とりあえず分かったことにしよう。

大きな構造に関するメモ

ベロシティ情報はシーケンサー部分から。
ピッチ情報などはアナライズ部分から。
デュレーション情報はシーケンサー部分をトリガーにbangメッセージを送り、その都度制御。

SoundCloudのアカウントを作りました

最近KORGがiKaossilatorをアップデートして、ようやくSoundCloudに音をアップロードができるようになった(元からできるっていう触れ込みだったのに)。そのうちiKaossilator 2とかも出るのかもしれないけど、対応してくれて良かった良かった。

そんなわけで、以前から溜めに溜まってたiKaossilatorのループをアップロードするためにSoundCloudのアカウントを作りました。

それ以外のもうちょっとちゃんとした曲っぽいものも、いずれアップする予定ですが、基本的にSoundCloudはデモ音源の墓場みたいな方向性でやっていこうと思います。

tmtmt2180’s stream on SoundCloud - Hear the world’s sounds

iKaossilatorの方に話を戻すと、相変わらずSharedの取得はできないみたいで、どうなっちゃんてんだよ、というノリは相変わらず(私の環境だけでしたらすみません)。せっかくこっちでもループをシェアしてるのに、残念極まりありません。

さて、SoundCloudにアップしてみたら、外人さんらしきアカウントとかスパムまがいっぽいのからLikeされたりRepostされたりするんだけど、こいつらマジで聴いてるのでしょうか。Likeされている割には再生数が全然伸びてません。SoundCloudの表示がユーザーのリアクションに追いついてない可能性もあるけど、不思議な感じ。ろくに聴いてないとしたら、フォロワー乞食って感じですよね。まあ、僕も現状似たようなもんだけど。